避妊薬服用後の生理について

2019年08月09日

卵胞が発育する卵胞期には、卵胞ホルモンが分泌されて子宮内膜が増殖し厚くなっていきます。
卵胞ホルモンの分泌がピークに達すると排卵が起こり、卵子が飛び出した卵胞から黄体ホルモンが分泌される黄体期になります。
黄体ホルモンは、子宮内膜を維持して受精卵が着床しやすいように整えます。
妊娠しなかった場合には、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌は減少し、子宮内膜は剥がれ落ちて生理の出血として体外に排出されます。

避妊薬には、黄体ホルモンが含まれているので、服用後は脳が排卵後であると認識して、実際の排卵が起こらなくなります。
自然の卵胞ホルモンが分泌されないため、子宮内膜が厚くならず、受精卵が着床しにくくなります。
また、黄体ホルモンによって子宮頸管の粘液が粘り気を増し、精子が侵入しにくくなります。
これが、避妊薬服用後に妊娠を避けられる仕組みです。

避妊薬は、生理開始日から続けて21日間飲み続け、7日間の休薬期間をとります。
28錠タイプの場合には、ホルモンが含まれていない偽薬が入っているので、偽薬服用中が休薬期間になります。
休薬期間には、子宮内膜を維持する黄体ホルモンがなくなるため、子宮内膜が剥がれて出血します。
避妊薬服用後の生理とは、この消退出血のことです。

避妊薬服用後の生理は、子宮内膜が厚くならないので出血量が少なく、生理期間も短くなるのが特徴です。
長く服用を続けていると、出血がない場合もあります。
休薬後、生理が始まるまでの期間には個人差がありますが、7日間の休薬期間はきちんと守り、生理期間中でも次のシートを服用することが大切です。
生理期間が終わってから次のシートを飲み始めた場合、休薬期間が8日以上になると避妊効果がなくなります。

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