ゲスターゲン療法と避妊薬の購入について

2019年06月01日
困っている女性

ゲスターゲン療法は生理がなかなか来ない人に対して、人為的に生理を起こさせる方法のひとつです。
具体的には、黄体ホルモンを成分とする薬を飲むか注射します。
黄体ホルモンは自然の状態では排卵後に分泌され、妊娠しなければ月経を起こします。
ゲスターゲン療法は黄体ホルモンを投与して、排卵がなくても月経を起こすことが目的です。
したがって妊娠したい人には普通は用いられません。
生理の周期をリセットし、月経を正常にするという意味があります。

ゲスターゲン療法と同じくホルモンを用いる月経治療に、カウフマン療法があります。
これは月経周期の前半に卵胞ホルモンを、後半に黄体ホルモンを投与する方法です。
ホルモンが十分だと卵巣が排卵しなくなるため、無排卵のまま月経が起こります。
ですからやはり妊娠するためには向いていません。
ただし治療を中止すると、反動で排卵が起きやすくなると考えられています。
そのため不妊治療の前段階として用いられることがあります。

避妊薬のピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンを一緒にしたものです。
体内の黄体ホルモンを排卵後と同様に保ち、新たな排卵を起こさないようにして避妊する仕組みです。
周期的に月経を起こさせるので、避妊だけでなく生理不順や子宮内膜症などの改善にも効果があります。

日本では避妊用の低用量ピルを購入するとき、保険の適用はありません。
またゲスターゲン療法にも複数の薬がありますが、保険が適用される薬は限られています。
自分の体に合わないときは、それ以外の薬を自費で購入しなければなりません。
なお月経困難症などに用いられるピルには、保険適用されるものもあります。
こうした薬の服用や購入に関しては、主治医に相談してください。

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